本渡の延慶寺苔生園には、2月になると樹齢約500年の梅の木が咲き始める(熊本県の天然記念物)
天正17年(1589年)加藤清正の軍に囲まれた本戸城。 その時、城門から木山弾正率いる騎馬武者の一団が現れた。 敵陣の中に切り込むが、ある梅ノ木の小枝に兜の錣を絡ませ、 身動きが取れなくなり討死にした。 兜を取ってみると、弾正ではなく奥方のお京の方だった・・・ 騎馬武者団も皆戦死したが、何れもうら若い娘子達だった・・・
お京の方の怨念からか、「花は咲けども実は成らせまじ」と、 この梅の木には実はつかない。
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