ネ パ ー ル 旅 行



ずっと憧れていた ネパールへ行ってきました!

エベレストを眺めながら 歩いてきました!

ネパールは、やっぱりスゴイ国でした!
 
 

【 12/11(Thu) 日本→ネパール 】
関空(am1:25)発のタイ航空機に乗る、途中プーケットを経由し、バンコクで乗換え、ネパールへ。
飛行機がネパールへ近づくにつれ遠くに雪を被ったヒマラヤの山々が見える、レンガ造りの家並が見えてくると
いよいよカトマンドゥ盆地。
13時過ぎにトリブヴァン国際空港へ到着(日本との時差3時間15分)入国手続きを済ませ、現地ガイドと合流し、
市内観光へ。


 スワヤンブナート


チベット仏教僧院


ストゥーパ

カトマンドゥ西側の小高い丘の上のスワヤンブナート、ブッダの目が描かれたストゥーパが建つヒマラヤ最古の仏教寺院。


シヴァ寺院


生き神が住む、クマリの館


タレジュ寺院
 

カトマンドゥ中心部、旧王宮ダルバール広場、旧王宮の周りには数多くの寺院が建っている。
観光客と、それを目当てにした物売り、冬場地方から出稼ぎに出てきた多くの人達でにぎわっていた。



【 12/12(Fri) カトマンドゥ→サガルマータ国立公園 】
朝6時、ホテルを出て国内線空港へ、カトマンドゥからルクラまで飛行機、ルクラからシャンボチェまでヘリでの移動、
7時発の予定だが濃い霧の影響で2時間ほど遅れてやっと離陸。


国内線空港待合室


イエテイ・エアライン


シャンボチェ空港

20人乗程の飛行機に乗込むと、キャンディーと綿を渡された「綿は何?」と思っていると、騒音と気圧の変化のための
耳栓だった。
カトマンドゥ盆地を離れると、山の景色に変わっていき遠くには雪を被った山々が見える、30分程でルクラへ。
山に激突するように急斜面に造られた滑走路へ着陸(スリル満点…)
ルクラからヘリに乗換え10分程でシャンボチェへ、念願のサガルマータ国立公園内に入った。
ヘリを降り、少し歩くと…息が苦しい、空気が極端に薄くなったのが良く分かる。
 


国立公園入域許可証


タムセルク


ヤクが放牧されている丘を歩く 
 

ヘリが飛び去ると音が無くなる、聞こえるのは人の話し声と動物の鳴き声だけ、空港の東にはタムセルク(6608m)が
大きく見える。
空には雲一つなく快晴、風が無くとても暖かい、高度順応のために空港で1時間程休憩し、ゆっくり歩いてホテルへ向う。
シャンボチェの丘を登っていると、ダンフェ(国鳥ニジキジ)のメスと遭遇、この辺りはダンフェの保護区、山の斜面では
家畜のヤク達が草を食べている。
丘の上に出ると、念願のエベレストが見えてきた(感動!!)
空港から1キロ余りの距離を、1時間かけてゆっくりと歩き、標高3880mに建つホテルへ到着。
ホテルのデッキでエベレストを眺めながらの昼食は最高!!
その日は、飽きる事なく何時間もエベレストを眺めながら過ごした。
(夜になり気温が下がると高山病の症状が・・・何をするにもスローな動きで常に深呼吸、なかなか安眠できない夜だった)





【 12/13(Sat) ナムチェ 】
午前4時、窓の外を見ると、月明かりに照らされて白く浮き上がったエベレストと、満天の星空がきれいに見えた。
7時、朝食をとりにダイニングルームへ、電気ストーブが点いてはいるが寒い・・・温度計を見ると0℃を指している。
ホテルのトレッキングガイドの案内で、近くのシェルパ族の村ナムチェへ、この日は週に一度のバザールが開かれる。


ナムチェ


ナムチェ・バザール


荷物を運ぶヤク

シャンボチェ空港を抜け、急坂を下り、ホテルから1時間程で標高3440mのナムチェへ。
ホテルから3キロ余り標高差440m、だんだんと空気が濃くなっていくのが良く分かる。
山腹に広がる村の周りには、段々畑が有り、ジャガイモ・ダイコン・ソバなどを作っている。
北西側から村に入り、大きなマニ車が有るチベット寺院へ立ち寄りマニ車を回す(1回回すと1回お経を唱えたことになる)
寺院から村の中心部へ下り、ロッジやみやげ物屋が立並ぶ中心部を抜け、南側の入口近くのバザール広場へ。
バザールは、この地方の交易の中心地で、国境を越えチベットからも売りに来ているそうだ、食品から日用雑貨、
電化製品、おもちゃなど色々な物が売られていた。
バザールの近くの茶店で休憩、それぞれの家庭で作るという地酒を飲ませてもらった、米から作る酒は、どぶろくを薄く
酸味を強くした味だった。
村を散策した後、村を見下ろせる高台のレストランで昼食。


ナムチェからシャンボチェへの急登


シャンボチェの丘から見るクムジュン



 

昼食後村を後にし、シャンボチェへの急登を、休憩をとりながら、ゆっくりゆっくりと登る。
シャンボチェの北側の丘へ登ると、クムジュン村が見下ろせた、この村にはヒラリー卿が建てた学校や、イエテイ(雪男)
ヘッドが安置されている寺院が有る。
ナムチェから1時間半でホテルへ到着、休憩後ホテル周辺を散策、今日も空には雲一つ無く快晴、こんなに天気が良く
360度展望できる日が続くのはとても珍しいそうだ(日頃の行いの良さかな?)

    
朝焼け                                  夕焼け



【 12/14(Sun) サガルマータ国立公園→チトワン国立公園 】
朝7時過ぎ、ホテルを出てシャンボチェ空港へ、シャンボチェからルクラまでヘリ、ルクラからカトマンドゥまで飛行機で移動。
霧の影響で出発が少々遅れたが、10時にはカトマンドゥへ到着した。


シャンボチェの丘からのラストビュー


現王宮正面通


ムグリン

チトワンへ出発する前、現王宮正面のダルバール・マルグ通りへ立寄る。ここは高級ホテルやレストラン、オフィス、
ブランド店などが並んでいて、ほかの地区とは全く違う雰囲気だった。
カトマンドゥからチトワン国立公園へは、ムグリン、ナラヤンガートを経由し車での移動。
カトマンドゥから西へ抜ける道を走っていると、銃で武装した兵士を乗せた大きなブルドーザーが両脇の家々を壊している。渋滞解消のために道路を拡張するそうだが、住民へは何の説明も無いまま、突然工事が始まったそうだ。
ブルドーザーが通った後では、家を失った人達が途方にくれながら荷物を運び出していた。
(後日、立ち退きの代わりにお金が支払われるそうだ)
カトマンドゥ盆地を出ると、都市の境界では、活動が活発になっているマオイストに対しての検問が行われていた。
ムグリンからナラヤンガートへのハイウェイは、雨季の災害で、あちこち土砂崩れしている。
しかし、復旧工事にあたっているのは一人か二人、スコップと一輪車だけでの作業・・・あの調子では来年の雨季まで
復旧は間に合わないだろう。


マチャン・ワイルドライフリゾート
 


タルー族のダンス

 

カトマンドゥから約5時間、夕暮れ近いチトワン国立公園へ到着。
公園入口でホテルのジープの荷台に乗り公園の中へ、広大なラプティ川を渡り(乾季なので水量はとても少ない)
マチャン・ワイルドライフリゾートへ。
夕食前、焚火を囲みながら先住民のタルー族のダンスを見、一緒に踊る。
ダンスの後は、焚火にあたりながらの夕食。
ホテルは自然に配慮し自家発電の照明がレストランに有るだけ、コテージはランプの薄明かりのみ、静かな夜を過ごす。



【 12/15(Mon) チトワン国立公園 】
朝7時、日の出と同時にラプティ川でのカヌーライドに出かける。


川を渡るタルー族の人々



ラプティ川の向こうに見える
アンナプルナ連峰 

 

木製のカヌーに乗り、ゆっくり川を下りながらバードウォッチングを楽しむ。
ロシアなど北から越冬のために来た渡り鳥など、多くの水鳥を見ることができた。
ラプティ川から北西には、雪を被ったアンナプルナ連峰が、かすかに見える。
ちょうどこの期間は、タルー族が年に10日間だけ公園内のエレファントグラスを刈取ることができる間だったので、
多くの村人たちがラプティ川を渡りジャングルの中へ歩いて向っていた。
カヌーから降り、ジープの荷台に乗りジャングルへ、動物を探しながら走ったが、残念ながら出会えなかった。



 


エレファントライドで見つけたシカの親子
 


コテージ
 

朝食後、象の飼育小屋へ行き、象についての説明を受ける。
象は、アジア象とアフリカ象の2種類しかいないが、鼻や耳・歯の形など数多くの違いが有るそうだ。
説明の後、象の上に乗せてくれた、顔の正面から鼻に足を掛け両耳をつかみよじ登る、首にまたがり、お礼にリンゴを
差し出すと、鼻で受取り食べてくれた。
昼食後は、象の背中に乗ってジャングルへ向うエレファントライドへ出発、たっぷり2時間ジャンブルの中を回ったが、
出会えたのはシカだけだった、同じ時間に出た他の象の人達は、トラを見たそうだ。
夕食までの時間は、テラスでバードウォッチング、鳥たちの他にもキツネとシカの親子を見ることができた。
夕食前には、焚火を囲んでスライド上映、ジャングルの歴史や野生動物についての説明を聞く。



【 12/16(Tue) チトワン国立公園→カトマンドゥ 】
早朝、日出を見るためにラプティ川まで歩く、雲が厚くて残念ながら日出を見ることはできなかったが、河原でレパード・
シカ・鳥など多くの動物の足跡を見つけた。
朝食後、ホテルを出発しカトマンドゥへ、来た時とは反対のヘタウダから山越えするルートで帰ることに。
ヘタウダはチトワンから東にあり、ここから南はインド国境、北はカトマンズへと向う道となる。
2000m級の山をいくつか越え、ダーマンのレストランで昼食、ヒマラヤがパノラマで展望できるこの近辺はリゾート地で、
多くのホテルが建っていた。
午後4時過ぎ、何とか明るいうちにカトマンドゥへ到着。



【 12/17(Tur) カトマンドゥ→日本 】
朝食後、出発までホテル周辺を散歩、通りの店はまだ開店準備中、通勤の人や車・バイクが行き交っている。
小さなストアに入りお土産のお茶とお菓子を買う。
近くのパン屋で美味しそうな菓子パンを買うと、店番の小さな少年が新聞紙に包んで渡してくれた。
ホテルへ戻り荷物をまとめ、トリブヴァン国際空港へ向う。
出発の2時間前には空港に入り、出国手続きを済ませ待合室へ、狭い待合室はフライトを待つ色々な国の人達で
ごった返していた。
ネパール(pm1:50)発のタイ航空機で日本へ、途中バンコクで乗換え、関空へ着いたのは18日の午前7時過ぎだった。