仰烏帽子山 《1302m・熊本県相良村》


【登山日】 2004年 3月7日(Sun)
【登山口】 椎葉谷川登山口
【ルート】 登山口(8:40)→分岐(9:20)→展望台(10:10)→頂上(10:33)→分岐(11:00〜11:40)→
  元井谷分岐(12:05)→仏石(12:20)→分岐(13:00)→登山口(13:20)

 

 

福寿草を見に球磨の仰烏帽子(のけえぼし)山へ。椎葉の集落を越え、林道に入ると路上にも積雪が。登山口(写真左)へ着くと長崎・福岡・鹿児島・宮崎と、県外ナンバーの車ばかり、福寿草目当てに早朝から多くの登山者が集まっていた。
アイゼンを装着し登山開始、人工林のなだらかな登りを進むと、20分ほどで「牛の鼻ぐり岩」へ(写真右)人一人が這って通れ、穴を通り抜ければ長寿・延命・幸福になるという、言い伝えがあるそうだ。









「牛の鼻ぐり岩」を過ぎると、沢沿いに出る。
沢を何度か渡り、なだらかな登りを沢沿いに進むと、仏石への分岐へ出る(写真右)分岐から左は直登、右は仏石、左の直登ルートを登ることに。

直登ルートは椎葉川沿いに沢を登る。
20pほどの新雪の中を、前行者の踏み跡をたよりに進む。
沢にはツララが(写真左)日が差すとキラキラ光って美しい。
沢がなくなり、稜線が見えてくると展望台へ到着、深い山々が見える(写真右)









展望台から100mほど進むと、仏石・元井谷ルートと合流(写真左)稜線に出ると、気持ちの良い自然林のトンネルが、木々の霧氷で一面真っ白。

仰烏帽子山山頂に到着(写真左)
天気が良ければ市房山から霧島連山など360度展望できるが、吹雪で全く見えない。
狭い頂上に、次々と登山者が登って来るが、強風と寒さのため記念撮影を済ませると、みんな早々下山していた。








展望台への分岐まで下り軽い食事と休憩をとる。
冷えた体に暖かいトン汁が美味い(^^)
下山開始、下りは仏石ルートへ、途中には風穴もある(写真左)沢沿いの直登ルートに比べ、なだらかだが距離が長い。
元井谷ルートと合流(写真右)多くの登山者が休憩していた。
ここから500m下れば仏石。

仏石手前には鎖場が(写真左)登山者とすれ違いながら、注意して下りる。
仏石周辺は福寿草の群生地で、保護ロープが張り巡らせて有る。雪の中から顔を出す福寿草を期待していたが、一面厚い雪に覆われ見ることはできなかった、残念・・・
周辺は福寿草目的の登山者でにぎわっていて、次々にツアー団体が登って来る。
仏石に登ってみようと試みるが、慣れないアイゼンと雪に途中で断念、次回の楽しみにとっておくことにした。
(写真右:下から見上げた仏石)
ここから分岐までは、急斜面をジグザグに下る、直登ルートと合流し登山口へ。





 

この写真は、去年泉村の岩宇土山で撮った福寿草です。
この花に会えることを楽しみに登ったのですが、深い雪に
埋もれ、残念ながら見ることはできませんでした・・・