普賢岳・国見岳 《1359m・1347m・長崎県小浜町》


【登山日】 2004年 4月 4日(Sun)
【登山口】 仁田峠登山口
【ルート】 仁田峠(9:20)→あざみ谷(9:40)→紅葉茶屋(10:00)→普賢岳(10:30)→紅葉茶屋(11:00)
  →国見岳(11:30〜12:30)→妙見駅(13:00)→仁田峠(13:30) 

 

 

池の原園地から登る予定だったが、小雨がぱらついていたので、車で仁田峠まで上ることに。
有料道路入口に着くと「濃霧のため通行止め」の看板が・・・しばらく待っていると、天気が回復してきて
通行止めが解除された。天気が良ければ道路途中の展望所から平成新山が見えるが、ガスに覆われ山の姿は全く見えなかった。

ロープウェー駅右側の普賢神社(写真左)から登山開始、なだらかな登山道を進むとあざみ谷へ到着。
ここは旧普賢神社入口(写真右)だが、噴火の影響で立入禁止になっている。









あざみ谷から階段状の岩の登りになり、ジグザグに折り返しながら登っていく、この辺りから前夜の雪がうっすらと積もっていた。
国見岳への分岐、紅葉茶屋(写真左)へ到着、ここから右へ普賢岳を目指す。溶岩がゴツゴツした急登を登って頂上へ。

普賢岳頂上(1359m)は、雪と霧氷とガスで真っ白。
雪には足跡が無く、私達が今日最初の登山者のようだった。
時々雲の間から日が差すが、ガスが晴れることは無く、平成新山を見ることはできなかった。
頂上には、5pほどに成長している霧氷があった
(写真右)せっかくなので、自然の恵(?)を頂いてみることに、カリカリして歯触りが良く美味しい(^^)









普賢岳を下り、紅葉茶屋から国見岳へ向う。
こちらは、丸太階段の急登、ここの登りが一番きつかった。
谷底から吹上げる風に揺られ、霧氷がガリガリと音をたてる
その中からウグイスの鳴き声が聞こえてくる・・・なんだか変な感覚、この時期しか体験できないことだろう。
急登を登りきると、分岐(写真左)の有る稜線へ出る。
ここから国見岳を目指す。少し下るが、またすぐに急登、
途中に鎖場(写真右)もあるが、頂上までの距離は短い。

国見岳頂上(1347m)に到着、あまり広くないが、
ここで昼食、豚汁で冷えた体を温める。
休憩後、国見岳を下り、分岐から妙見神社への尾根道を歩く。時々日が差してくると、ガスの切れ間から、島原方面の海が見えた(写真右)右手は妙見岳、崩落している斜面が見えた。









霧氷が日に照らされてキラキラ光る、遠くから見ると、桜の花が咲いてるようにも見える(写真左)
日が差し氷が緩み風が吹くと、霧氷がバラバラと落ちてくる。
尾根道から右側を見下ろすと、雲仙温泉街とおしどりの池(写真右)が見える。

妙見神社(写真左)へ到着、すぐ上の妙見岳は崩落の影響か、登山禁止となっていた。
妙見神社を少し下ってロープウェー駅に着く。
駅内には、噴火の写真と模型が展示してあった。
駅右側の登山道を下り仁田峠へ、途中にはタチツボスミレ(写真右)が咲いていた。





今日出会った登山者は、私達の他に6名だけだった、こんなに少ないのかと思ったが、来月になればミヤマキリシマ目当ての登山者でにぎあうことでしょう。

下山後は、小浜温泉の国民宿舎望洋荘の温泉へ(\525)食塩泉の熱めのお湯、洗い場は少ないが浴槽は広い、階段を登ると上階に露天風呂がある。この日の夜は、花火師競技会があるそうで、温泉周辺は多くの観光客でにぎわっていた。