英彦山 《1200m・福岡県添田町》


【登山日】 2003年11月3日(Mon)
【登山口】 豊前坊
【ルート】 豊前坊(8:35)→望雲台→北岳(10:15)→中岳(10:45〜11:50)→南岳(12:05)
→鬼杉(13:15)→玉屋神社(14:12)→別所(15:30)
   
英彦山は福岡と大分の県境にある、日本三大霊場の一つとして有名な修験道の山です。

下山予定の別所駐車場に集合し、車で豊前坊へ向いました。
高住神社にお参りし登山開始です、この日は護摩焚きが開かれるそうで、白装束の人達が準備を始められていました。
神社横から岩の階段を登って行きます、しばらくすると逆鉾岩などの奇岩が現れます。
望雲台への分岐にザックを置き、まずクサリ場の斜面を登ります、景色が開けたと思ったらクサリ付きの斜面をトラバースし、最後に垂直に近い岩壁を登ります、足場がしっかりしてるので思ったより楽に登れます。
岩壁を登りきると絶景が広がり、正面には天然記念物の鷹巣山や紅葉した周りの山々が見えます、望雲台は山伏の行場のひとつで、高さ150mの絶壁、幅50pくらいしかない足場は、スリル満点です。
分岐へ戻ると小雨が降り始めました、それぞれ雨対策をして北岳へ向います、岩の階段からガレ場・木製階段・クサリ場を登り、北岳(1192m)へ着きました。
北岳から稜線沿いのブナ林を抜け、岩場を登ると中岳(1190m)へ到着です。
山頂は多くの登山者で賑っています、その中に白装束を着た山伏の人達もいて、法螺貝を吹きながら去っていきました。
屋根付きの休憩所で(隣には売店)軽く昼食をとり、上宮でお参りし、南岳へ向いました。
最高峰の南岳(1200m)には展望台が有り、九重連山・由布岳がうっすらと望めました。
南岳からしばらくはクサリ場の連続です、雨で足場が悪いので注意しながら下りて行きます。
中岳から1時間ほどで材木石に着きました、この周辺の紅葉が一番綺麗です、この石には「鬼が残した木材が石になった」という伝説があります。
材木石から急な石の階段を下って、大南神社との分岐から鬼杉方面へ。
鬼杉は推定樹齢1200年福岡一の巨木、周りには神秘的な雰囲気が漂っています。
鬼杉からアップダウンを繰り返し、岩窟に埋め込まれるように建てられた玉屋神社を経て、やっと奉幣殿に着きました、ここは多くの参拝客で賑っていました。
奉幣殿から参道を下り、ゴールの別所駐車場へ到着、約6時間の山歩きでした。

下山後は「英彦山温泉シャクナゲ荘」へ、やわらかい良いお湯でしたが、入浴客が多過ぎて、ゆっくり疲れを取る事はできませんでした。



右側は絶壁の…坊雲台


山伏


中岳山頂


英彦山上宮


材木石

鬼杉

玉屋神社

奉幣殿からの参道