屋久島一人旅  《鹿児島県屋久島》


【 9/6(Fri) 屋久島到着 】
12:50鹿児島港から高速船トッピーで屋久島へ、途中種子島に寄港し、15:25宮之浦港着。
宮之浦を1時間ほど散策しながら、屋久島高校近くの民宿へ到着。
大部屋(2段ベット)だけど、1泊2食付きで\3,800の安さ、貧乏一人旅にはピッタリの宿。
長時間乗り物に乗った疲れと、明日の登山に備えて早目に就寝。


トッピーから見る矢筈岬
【 9/7(Sat) 縄文杉登山 】
4:45民宿からこの日登山する2人と一緒に、近くのバス停まで送ってもらい、バス停前の弁当屋で、予約していた昼食を受取る。
バスに乗り登山口へ、安房へ近づくにつれだんだん車内も混み合い満員状態に…
6:25荒川登山口へ到着、小雨が降っていたのでウインドブレーカーを着、登山準備をして6:40登山口を出発、トロッコ道を歩く。
7:20安房川に架る小杉谷の鉄橋を渡る、手摺が無いのでちょっと恐い(^^; 渡ってすぐ小杉谷集落跡に着、ここで最初の休憩。
7:45楠川分れ、ここから右は辻峠・白谷雲水峡方面。
7:50小杉谷山荘跡、仮説トイレが設置してあり、しばらく進むと右側に三代杉が。
8:45大株歩道入口、ここでやっと長いトロッコ道が終り、休憩をとる。
9:00大株歩道入口を出発、急坂の登山道が始まり、木製の階段が設置してある登り下りを繰返して進むと、翁杉、ウィルソン株、大王杉、夫婦杉、と有名な屋久杉と出会え、登山道を進むに連れて森の景色もだんだんと深くなっていく。
10:45縄文杉へ到着、テラスを登り縄文杉を目の前に、他の屋久杉とはまた違った姿に圧倒されました。
11:15下山開始、登りを急ぎ時間に余裕ができたので、ゆっくり景色を楽しみながら下ることに。
12:50大株歩道入口、13:40小杉谷山荘跡、14:15小杉谷の鉄橋、ここから河原に下り川に足を浸し1時間ほど休憩。
16:00荒川登山口到着、下山してきた人達と話しをしながらバスを待つ。
17:00バス出発、帰りのバスは全員座れるように2台のバスが準備されていた。
19:00頃民宿に到着。


小杉谷鉄橋


安房川


縄文杉
【 9/8(Sun) 白谷雲水峡・太鼓岩登山 】
民宿で知合った2人と一緒に、民宿のご主人おすすめの太鼓岩へ行くことに。
4:45民宿から縄文杉登山する人達と一緒に白谷雲水峡入口まで送ってもらう。
明るくなるのを待ち5:45登山開始、川沿いに整備された歩道を歩く、途中大岩を超える所も有るが、さつき吊橋までは観光客が気軽に行けるようなっている、縄文杉まで登山する人達を先に行かせ、私達はゆっくり歩く。
さつき吊橋を渡ると楠川歩道へ、ここから登山道らしくなり、川を右手下に登って行く、途中川を渡り白谷小屋へ、出発から約1時間、ここで休憩をとる。
白谷小屋から進むにつれ、森の景色が変わり、ここからもののけ姫の森に入る、朝露に濡れ朝日に照らされキラキラ光る苔…想像以上の美しさに動けなくなり、しばらく見入ってしまった。
(本当にコダマ達が住んでいるんじゃないかと、錯覚してしまいそうに…)
7:00辻峠に到着、縄文杉まで登山する人達が下りて来るのを待ち、入替わりで太鼓岩へ、ここからは登山道らしきものが無く、リボンを頼りに進む、20分程で太鼓岩へ到着。
すばらしい眺め!!もののけ姫の犬神達が立つ岩場のモデルだそうで、宮之浦岳などの山々が見渡せる。
1時間ほど岩の上ですごし、帰りのバスに間に合うよう下山開始、登りと同じルートを下る。
10:10白谷雲水峡からバスで宮之浦へ、路線バスなのに運転手さんが途中観光案内をしてくれたり、眺めの良い場所では停車してくれたりと、なかなか楽しいバスだった。
役場前でバスを降り、歩いて民宿へ帰ると、ご主人がまかない用の煮込みうどんをごちそうしてくれた、島サバなど色んな具材を煮込んだスープ美味しかった。
午後からは、民宿のスタッフに連れられ宮之浦川へ泳ぎに行く、とにかく屋久島の川は美しい。
泳いだ後は楠川温泉へ、小さな温泉だけど、湯上りに隣の川から流れてくる風が気持ち良かった。


白谷雲水峡


太鼓岩から見る山々


白谷雲水峡から見る宮之浦


宮之浦川
【 9/9(Mon) 屋久島(半分)観光 】
今日は、民宿を出て島の反対側にあるユースホステルへ移動する日。
民宿で知合った2人(昨日とは違う)に誘われ、レンタカーで観光へ(この日非番だった民宿スタッフにガイドしてもらう)
まず、宮之浦港へこの日民宿から帰る人達を見送り、近くのスーパー(ここのフライドチキンはおすすめ)で昼食を買出し、一湊海水浴場へ、ここは入江の様になっているので波が穏やか。
次に永田のいなか浜へ、ここはキレイな砂浜が続くウミガメの産卵地として有名な浜で、産卵場所はロープで保護されていた、近くには屋久島うみがめ館が有る。
民宿スタッフが「観光案内には、ほとんど載らない穴場に連れって行こうか」と、細い道を奥に進み着いたのは横川渓谷、大きな岩と深い淵が有り、泳げる格好で来れば良かったなぁーと後悔しつつ、しばらく足を浸して景色を楽しむ。
永田を過ぎて西部林道に入ると、野生のサルの群れや、ヤク鹿に出会える。
西武林道を抜けて大川の滝へ、九州一の高さ(88m)の滝で、下から見上げると迫力満点、ここで昼食、ビールとフライドチキン美味しかった〜
大川の滝で1時間程過ごし、塚崎のタイドプールへ、岩場を歩いて行くと足元にはたくさんのサンゴの死骸が。
中間のガジュマルを見て、屋久島フルーツガーデンへ、園内を案内してもらい、珍しいフルーツの盛合わせを食べる。
夕方近くなり、次の宿泊先のユースホステルへ送ってもらい、3人とはここでお別れ。
ユースへチェックイン、1泊夕食付きで\3,500(ユース入会金\2,500)


いなか浜


大川の滝


中間のガジュマル
【 9/10(Tue) バイクで島一周 】
スクーターをレンタル、一人で島一周することに。
ユースから30分ほどで千尋滝へ、展望台から滝を眺めながら朝食をとる(眺めが良いと美味しい)
千尋滝の下流のトローキの滝へ、入口にバイクを置きしばらく歩くと、遠くに海に直接落ちる滝が見える。
平内海中温泉(混浴露天)へ、満潮近かったのか湯船に波がかかっていたので近くにへは行けなかった。
栗生浜海水浴場へ着くと、海上でヘリによる水難救助訓練が行われていた、珍しいのでしばらく見学。
大川の滝の近くの大川湧水で水を補給し、西武林道へ入る、左は断崖で海、右は森、細くカーブの多い道だが、バイクで走ると気持ち良い。
林道を抜け永田岬の屋久島灯台へ、遠くに口永良部島が見える。
一湊の布引の滝へ、なかなか見付けられず近所をウロウロ…やっと発見した滝は、以外と小さかった。
(晴れの日だったため、滝の水量が少なかったようだ)
矢筈岬へ、公園の駐車場からしばらく歩くと、島の最北端の一湊灯台へ、ここから右が太平洋、左が東シナ海。
次は、島の最東端を目指す、この日の夕方、種子島からH2ロケットの打上が有るので、なるべく近くで見ようと、バイクを走らせる。
空港近くになると、打上見物のため道端に止っている車が多くなってきた、近くに灯台が見えたので脇道へ入り海岸へ向うと、数人の人が集まっていた。
打上時刻、かすかに見える種子島から、赤い光が上り白い線が描かれていき、周りから拍手が起こっていた、打上は成功したんだろうか?と思いつつユースへ帰る。
(打上は無事成功しました)


千尋滝


屋久島灯台


H2ロケット打上
【 9/11(Wed) レンタカーで島一周、白谷雲水峡・太鼓岩登山 】
ユースで知合った、3人とレンタカーで島一周する事に。
3:30ユースを出て、近くの湯留温泉へ、海岸沿いの温泉でもちろん混浴露天(水着不可)昼間は勇気が要るので、早朝(まだ夜中)から行く事に。
真っ暗な中、誰もいない事を確かめ(笑)入浴、見上げると満天の星空、いくつもの流れ星が見え、聞こえるのは波の音だけ…今までで最高の温泉!!
6:00白谷雲水峡へ、8日と同じルートで登る。
太鼓岩の上で、のんびりすごし、下りはもののけ姫の森から、原生林歩道を通ることに、ここはまた景色が違っていて、登り下りを繰り返しながら歩いていると、深い森に迷い込んだような感覚になった。
11時頃下山、宮之浦のスーパーで昼食を買出し、一湊海水浴場で昼食。
いなか浜に寄り、西武林道を抜け、大川の滝へ、そこで1時間ほど滝を眺めながらすごす。
一旦ユースへ戻り、汗を流してから、夕日を見に海岸沿いの展望所へ行く。
島に来てから始めて見る夕日、海が赤く染まり、とてもキレイだった。


太鼓岩


太鼓岩からの眺め


海に沈む夕日
【 9/12(Thu) 屋久島最終日 】
朝日を見ようと近くの高台へ行く、遠くに見えるモッチョム岳の右側から登る朝日、とてもキレイだった。
チェックアウトぎりぎりまでユースですごし、この日ユースを出る人達と一緒にバスで安房港へ。
11:55安房港から高速船トッピーで鹿児島へ、途中種子島に寄港し、14:35鹿児島港着。


モッチョム岳と朝日

ずっと憧れていた屋久島への一人旅でした。
「屋久島は360日雨が降る」と聞いていたので、半分は雨になるのを覚悟して行ったのですが、雨に降られたのは縄文杉登山の時だけ、他は晴の毎日でした(^^)
あまりに良い天気が続いたので、雨の屋久島ももっと見たかったなぁ…なんて、贅沢な事も思ってしまいました。
一週間も有れば十分堪能できたのでは?と思われるでしょうが全然足りません、ホントは帰りたくなかった…そう思わせてくれる魅力的な島です。
また何度も訪れたいですね、その時は、また違った島の自然を体験したいと思います。